夜釣りと焚き火
時間があったので、久々に釣りに行った。
16時から24時までぶっ続けでやった結果、最後の方はグロッキーになって立っているのもやっとという感じになってしまった。
もうこの時期だからか自分以外に釣りをしている人はほとんどいないようだった。
17時くらいには日が暮れてしまったのだけれど、クソ寒い時期に長時間、誰もいないまっ暗闇の中で、ひたすらおなじ行為を延々と繰り返す、というのはとんでもなく疲れる。
そんな当たり前のことを再確認した。
最近ウッドストーブというグッズを新たに購入したので、浜に落ちてる枝なんかを適当に燃やして焚き火をしながら夜釣りをする、ということに今回初めてチャレンジした。
この試みは大成功で、なによりもまず暖かいし、まっ暗闇の中で「火」があるというのはものすごい安心感があった。
夜釣りをしていると、ときどき変な人が突然背後に立っていたりするときがある(ああいう輩はなにが目的なのだろうか?)。
これまで夜間はヘッドライトしかつけていなかったのだけれど、ある程度周囲も明るく照らし出してくれる焚き火の存在は、心理的にもかなりの安心感をもたらしてくれた。
あと全然釣れていなくても、なんとなく焚き火をしているだけでも結構楽しかった。
ただ、寒さと8時間近く焚き火の煙を吸い続けたせいか、帰る直前にはかなり疲労困憊になってしまい、ほとんど吐きそうになった。
あまりの気持ち悪さに、ひとり深夜の堤防にうずくまりながら「気分転換のために出かけたはずだったのに一体自分は何をやっているのか……」という思いで一杯になりながら帰った。