げっぷ

新聞を読んでいたら地球温暖化についての記事が載っていた。

なんでもその記事によると、羊や牛の「げっぷ」が地球温暖化の原因のかなりの割合を占めているのだという。

羊、牛、ヤギなどの「反芻(はんすう)動物」は、胃で餌を分解する際にメタンガスを発生させ、その9割以上をげっぷ、残りをおならで出すらしい。

わたしは最初この記事を読んだ時、思わず笑ってしまったのだけど、メタンガスは温室効果二酸化炭素のなんと25倍(!)もあるらしく、全然笑い事ではないそうだ。

牧畜の本場でもあるニュージランドでは、羊のげっぷの排出量についての研究が進んでいる。

外見上はまったく同じに見えても、羊の中にはげっぷ(=メタンガス)の『高排出羊』と『低排出羊』がいるらしく、いかにげっぷをしない低排出羊を多く産み出すかに国を挙げて取組んでいる。

その基準に倣うと、低排出羊は「エコ度」が高いため、優秀な羊として見なされるということだ。

げっぷが多いか少ないかで、自らの優劣を決められてしまうなんて羊もたまったもんじゃないだろう。

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(これは神戸どうぶつ王国の羊)