咲くやこの花館

f:id:xiaobingdu:20180924132256j:plain

大阪は鶴見緑地にある『咲くやこの花館』に行った。

数年ぶりに訪れたのだが、館内の展示は相変わらず素晴らしかった。先日の台風の影響でいくつか通れないルートがあったが、迂回すれば一応だいたいは見て回ることができた。

今は食虫植物の特集をやっているようで、ウツボカズラがこれでもかというくらいいたるところに展示されている。

f:id:xiaobingdu:20180924140047j:plain

f:id:xiaobingdu:20180924140102j:plain

他の食虫植物はだいたい見たことあるものが多かったが、私はコブラリリーという食虫植物が特に気に入った。

f:id:xiaobingdu:20180924135432j:plain

見た目も名前も良い。コブラの舌のようになっているところに口が空いていて、そこから虫をおびき寄せる。ちょうどコブラの頭に当たる部分がうっすらと透けていて、光をよく通すものだから内部に迷い込んだ虫はそこから脱出できると勘違いして、何度もそちらに向かって飛ぶ。だが、当然そこから脱出することはできず、天井に頭をぶつける、ということを繰り返すうちに次第に弱って死んでしまうらしい。

ところで私は自宅でハエトリソウを二年くらい前から育てているのだけれど、今年なんと花が咲いた。ひょろひょろと一本の茎だけがやたらと伸びてきたと思ったら、突然その先端で花が咲いたので不思議だなぁ、と思っていたのだが、植物園の方の話を聞いてその謎が解けた。

なんでも食虫植物は受粉作業を手伝ってくれる虫を誤って捕食しないように、花の部分は捕食部位から離れるように伸びるそうである。なるほどなーと思った。

f:id:xiaobingdu:20180924135538j:plain

これは植物園のハエトリソウ。銀蝿が休んでいた。

植物園から出るともう日が暮れかけていたので「今日はもうええか」と思ってしまい氷結ストロングを飲んだ。あっという間に酩酊してしまい、フラフラ歩いている内にどうしても大阪スパイスカレーを食べたくなってしまったので、色々と探しまわったのだが、どういうわけか三軒連続で臨時休業であった。定休日ならまだしも臨時休業ってなんやねん……というやり切れなさと、歩き疲れたせいで、酔いもすっかり吹っ飛んでしまった。

意地でもカレーを食いたかったので、血眼になってググっている内に阿波座スリランカカレーの『AMAYA』という店を見つけたので、行ってみるとここがすこぶる良かった。おそらくスリランカ人と思われる店員さん達だけで店は切り盛りされていたのだけれど、流暢な日本語でスリランカカレーについて熱心に解説してくれて楽しかった。

調子に乗って「死ぬほど辛くしてください」とお願いしたところ、翌日おなかとおしりが大変なことになった。

f:id:xiaobingdu:20180924141853j:plain

個人的に日本一大きいのではないかと踏んでいる入口横のビカクシダ

f:id:xiaobingdu:20180924141909j:plain

f:id:xiaobingdu:20180924141913j:plain

f:id:xiaobingdu:20180924141918j:plain

f:id:xiaobingdu:20180924141922j:plain

ヒマラヤの青いケシの花「メコノプシス」。一年中見ることができるのは咲くやこの花館だけ。